カハラの美しい空
カハラのサンセットがこんなに美しいとは知らなかった。時間の経過とともに少しづつ形と色を変えていく雲や空をただじっと眺めていると、だんだんと自分が自然と同化していく。人気のない静かなビーチで、さっきまでゆるやかに聞こえていた波の音が、ホテルのロビーから聞こえだしたピアノの演奏にBGMが変更されると、空のスクリーンでは太陽の光に代わって星たちがが出番を控えてスタンバイを始めた。しばらくこのゴージャスな宴に身をまかせ、海岸にたたずんでいた。
2008 1.30 PM18:30 The KAHALA にて
The Kahala Hotel & Resort
5000 Kahala Avenue Honolulu
℡:(808)-739-8888
http://jp.kahalaresort.com/ホノルルにいることを忘れる、明らかに違う時の流れ。
昨年「カハラ・マンダリン」から「ザ・カハラ」と名称を変えたホノルルの高級住宅地にあるこのホテルは、1964年カハラ・ヒルトン・ホテルとしてオープンした。ホノルルに泊まるならカハラ以外に考えられないという根強いファンをもつホテルである。マンダリングループからのマネージメント変更によって、メインタワーの客室やレストランのリノベーションはほぼ完了している。その他のタワーは現在も2009年の完全リニューアルに向けて緩やかにリノベーションが進んでいるが、リニューアル中であるという印象は全く見受けられない。ワイキキからわずか車で10分という距離にありながら、カハラに流れる独特の時の流れは変わらず流れていることに安心した。
夜のカハラはその表情を大きく変える。昼の間眠っていたロビーのシャンデリアが、「これからは私の時間」といわんばかりに躍動を始める。ロビー横のバー・スペース「ヴェランダ」からは緩やかなジャズの生演奏が流れ始め、ドレスアップしてリムジンでやってくる人たちは、メイン・ダイニングHOKU’Sへと優雅に流れ込んでいく。どんどんカジュアル化していくホノルルにおいて、「気障な楽しみ」が許される数少ないロケーションである。



